①【絶景】インド・ヒマラヤ山脈をバイクでツーリングしてきた時の話
こんにちは。百輝(@momoki012757)です。
現在ユーラシア大陸横断中です。
この前支援を募らせてもらったクラウドファンティングなんですけど、残念ながら目標支援額を達成することができませんでした。。。
しかしその時に考えていたのは僕にとっては未知の世界だし情報も少なかったので3週間という長い期間で募集させてもらったのですが、お金が集まらなかったので期間やルートを短くしてできるだけヒマラヤ山脈を走ってこようと思って4日間行ってきました。
1日目
1日目の目標は世界一高い峠「カルデュンラ峠」を通って「ヌーブラ渓谷」のhunderという街まで行くこと。正直どのくらい時間がかかるかも分からなかったので朝6時20分に宿を出ました。峠道で暗くなると危ないので。
携帯で見たマップを頼りにバイクを走らせます。
地面はもう砂だらけでアスファルトでもとても滑る状態でした。しかも上の方に上がればアスファルトもなくなりダート道に変わります。ほとんどダート道だということは知っていたのですが、いきなり来るとは思わず焦っていました。でもレーの街を見下ろすととても綺麗。緑もたくさんあって静かだし、レーはとてもいい街だと思いました。
それからどんどん山を登って行くと、上の方が明らかに曇っているのが分かる。上の方を見ると雲が一直線になっていて自分がいるところが下界の様に感じました。そしてついに雲の中に突入。雲っていうより霧なんかもしれんけど。ほんとに一メートルくらい先しか見えないほど濃い霧で焦りました。幸い僕は朝早く出てきていたので周りにも車やバイクはほとんどいなくてそういう心配はありませんでした。だから運転に不安な人は朝早く行くと他の車やバイクがいないからオススメやと思います。
んでもうちょっと上がって行くと、ついに雪が降ってきやがりました。普通に地面にも積もっていて、ゆっくりゆっく〜り走っていました。でも寒さが尋常じゃなく手足の感覚はないどころか痛くなってきて、ブレーキしたりクラッチを握ったりするのが大変でした。途中ご飯屋さんみたいなところがあったのですが吹雪いていて人がいる気配が全くしなかったのでそのまま突っ切りました。ご飯屋さんとかはいろんなところにあって困らないと聞いていたので次の所で絶対休憩しようと思って走り続けました。この時ほどチャイが飲みたいと思ったことはありませんでした。
そして少し走るとやっぱりありましたレストランが。山を降りると雪はなくなり晴れ間が見えました。急いでレストランでチャイを注文しクッキーと一緒に食べました。チャイは体の芯から温めてくれたのですが、まだ手足の先が鬼のように冷たかったので厨房に入らせてもらって料理してる火で温めさせてもらいました。レストランの人も優しく全然いいよ〜って感じでお客さんの相手をしています。てか他のインド人たちも入ってきたり出入り自由で何でもありって感じがインドって感じですね。そしてその時に作っていた、食パン4枚に卵を焼いたのを乗せる食べ物が美味しそうだったのでそれを食べて再出発しました。
そういえばここで気付いたのですが、この時点で世界一高い峠の「カルデュンラ峠」はもう通り過ぎてしまっていたみたい。たぶんさっき通ったレストランとかがあったとこなんだと思います。霧と雪で周りが見えなさすぎて全然分かりませんでした。ミュメントとかがあるからそこで写真とか撮りたいなって思ってたのにショック。まあしょうがないか。もうあそこには戻りたくないし( ;∀;)
そのあとも段々と晴れ間が見えてきて周りの景色がとても綺麗でした。地面もアスファルトに代わり走りやすかったです。もちろんガードレールはないけど、かえってそれが風景の邪魔にならず壮大な景色を楽しませてくれた気がします。走りやすいし景色いいしまじで楽しかったです。
そして11時30分ごろにはこの日の目的地であるヌーブラ渓谷のhunderに着いてしました。思ってたより意外に早く着いてしまった。ここら辺では「キャンプ場」。「ゲストハウス」、「ホームステイ」という三つの形の泊まるところがあってホームステイが一番安かったので適当探して泊まらせてもらいました。ホームステイといってもゲストハウスの安い版みたいな感じです。
でも食事は家族のみんなと一緒に食べました。カレー味のスープに、小麦粉を練ったのを千切ってたくさん入れていました。普通に美味しかったし、お代わりなんかもさせていただいてお腹いっぱい食わせていただきました。レーの人たちはネパールにも近いせいかとても日本人と顔が似ています。この時のいたおばあちゃんの顔も小さい時の友達のおばあちゃんの顔そっくりでビックリです。
でも作るのが遅すぎて、ここでご飯を食べたのは昼飯だけにしました。それも僕が13時にはまた外にでるよ!って言ったら、「昼飯食ってくか?」って言われたので食べる!って言ったら、できたの14時30分とかですからね(°_°)
夜飯もあっちが「何時に食べたい?」って聞いてきて19時って言ってその時間に言ったら21時ごろにできるから来て!って言われますから(笑)だからもうその時は夜飯食わずに寝ました。もちろん次の日の朝も、僕は7時には出てくからそれまでに食べたいっていうと「OK」と言ったのいにも関わらず案の定7時に行ってもできてなくて「お茶でも飲むか?」って言われますからね。本当インド人との時間の感覚が違いすぎる。あっちの人にとったら当たり前何でしょうけどね。
でもこの家の子供たちが日本が好きで現地のスポットを紹介してもらったり仲良くなった。宿代も僕が日本人だからって500ルピーにしてくれたし。
ちなみにここら辺の子供たちはバイクで僕が横を通ると手を振って来ます。はしゃいでいる子だとハイタッチを求めて来たりします。めっちゃくそ可愛いです。もうなんかそれだけでこの街が好きになってしまいます。
昼ごはんを食べた後は、ホームステイの子に教えてもらったスポットに行ったり近くをバイクで走っていました。
道端には牛やらロバやらがたくさん歩いています。中でもラクダが普通にいたことに驚きました。インドは人間の性格も自由だけど動物たちも自由に道路を横切って来ます( ̄∇ ̄)
教えてもらったスポットの一つ。名前はなんていうかちょっと忘れてしまったんやけど、hunderから来た道を少し戻った所にある崖の上にあるお寺。正直お寺とか興味ないし観光地って言われるから行って見たけど、ここから見える景色がとても綺麗だった。
本当写真撮るのが楽しいほど絶景!!( ^ω^ )
楽しくて楽しくてしょうがなかったです!!
そしてここの場所で問題が!!
景色が良かったのでついここで写真撮りたくなってしまってバイクをいい位置に移動しました。でもここは道じゃなくて、道の内側にある脇道的な所なんですね。んで僕は写真が撮りたいがためにそこに無理やり降りて行ったんです。そしたら案の定普通の道に戻れなくなっていましまた。(笑)
なかなか普通の道に戻れなくて1人で頑張っていると、道端でヒッチハイクしている少年が現れたんです。僕は思わず助けを求めて、無事に普通の道に戻ることができました。
だからお礼に僕もその少年を後ろに乗せてあげて行ける所まで乗せて行ってあげました。日本人のヒッチハイクとはちょっと感覚が違うような気もするけど、インドでヒッチハイクっていうイメージがなかったから少し驚きました。
途中綺麗な景色があって何回も止まって写真撮ってたけど(笑)
行くとこまで行ったら笑顔で颯爽と帰って行きました。出れないところで助けてもらって本当に助かりました。ありがとう(^_^)
そして最後に教えてもらったスポットに行って来ました。ここはもう本当に砂漠で観光スポットになっていて人がたくさんいました。ラクダに乗ったり、端っこではアーチェリーをしたり民族衣装に着替えれたりできそうでした。レストランなんかもあって本当に観光地でしたね。僕は何もしなかったんですが、真ん中に小川が流れていてとても綺麗でした。
そしてやっと宿に戻って1日目が終了しました。